前鋸筋大好き
24日目です。
今日はぼくの好きな筋肉のお話を。
「前鋸筋」です。
こいつです。肋骨にべたっとくっついてます。
鋸はのこぎりという漢字です。
確かにのこぎりっぽいですよねえ。
この筋肉、ご存知の方少ないんじゃないでしょうか。
大胸筋とか腹直筋、上腕二頭筋あたりが大人気かと思うんですけど、
ぼくは逆にこれらの筋肉には全く興味がなくwww
さて、じゃあなぜ前鋸筋が好きかと言いますと、パンチの時に非常に役立つ筋肉だからです。
界隈では「ボクサー筋」などとも呼ばれております。
一般的にパンチのイメージって、肘の伸縮だと思うんです。肘を伸ばして拳を前に突き出すイメージ。
ですが実は、パンチする時は腕の力だけじゃなく、体幹部の力を手先に伝えられるようにするとより強く打てるんです。
「腰の入ったいいパンチ」なんて表現もされがちですよね。
腰の回転を加えると身体の力が拳に乗って威力が増しやすい、
みたいな考え方だとわかりやすいと思います。
※本来、腰はほとんど回りません。大体の場合が股関節+胸椎の回旋です。分かりやすさのためにあえて平易な表現にしております。
さてさて、パンチを打つ上ではできるだけ体幹部からの力をもらいたいところ。
そこで重要なのが、「肩甲骨の動き」なのです!!
現代人、肩甲骨固まりまくっててスムーズに動かない人多いですけど、
体幹部に近い肩甲骨がにゅるにゅると動くようになると、
実は手を使った動作を余計な力を使わず簡単にできるようになります。四十肩になりにくくなります。
そして、肩甲骨が動かせるようになるとパンチにより威力を伝えることができるようになります。
しかも他の腕の力を使わずに打てるのでスピードも超上がります。
ひゅんひゅん打てます。ひゅん!ひゅん!
それでは、パンチを打つ時に肩甲骨はどう使うか??
拳を前に突き出す時、肩甲骨はどう動くか??
イメージしてみてください。
下の絵のように、前に倒れれば腕が前に出そう!
そんなイメージ持つ方多いのではないでしょうか??
(絵が絶望的に下手くそなのですが理解おねがいします⭐︎)
これ、実はまちがいなんです。
正解はこう。
⇩
「肋骨の上を滑って外側に開く」と腕が実はまっすぐ前に出るのです!!
さて、お気づきでしょうか。
この「肋骨の上を滑って外側に開く」動き(肩甲骨の外転と言います)をメインにやってくれるのが、
そう、「前鋸筋」なのです!
ちゃんと回収しました。
つまり前鋸筋をうまく動かせる人はパンチが速くて強いとそういうわけなんです。
なので好き。
とはいえこのマイナーな筋肉、日常で遠くに腕を伸ばしたりすることがないと、
あまり使われることなくどんどん衰えたり固まったりしていってしまいます。
ただでさえ存在感ないしね。
ということでオススメの動画を2つ紹介して今日は終わります。
1個目はTwitterから。
https://twitter.com/takasuzuki1123/status/1188783768779124737?s=21
慣れるまで少しフォームが難しいかもしれませんが、個人的にはめちゃくちゃ脇を意識できる体操です。
超好き。
2個目はYouTubeで。
前鋸筋そのものの体操ではないんですけど、
肩甲骨を動かしにくくしている固まった筋肉がほぐれていく体操です。
個人的には前鋸筋にも効いてくる感じがあります!
というわけで、今日は自分の考えとかそういうのではなかったですが、
好きな筋肉「前鋸筋」について語ってみました。
それではまた明日。
また明日からお仕事ですね!
がんばります!!
(本ブログの解剖図はヒューマン・アナトミー・アトラス2021アプリを使用しました。)