期待と現実
34日目です。
少林寺拳法は仏教です。
その少林寺拳法の教えが説かれている教範という本の中に、「なぜ人は悩むのか」ということが書かれています。
ざっくり言えば人が悩むのは「自身の期待した通りにならないから」なんだそう。
確かにそうですね。
自身の期待と現実にギャップがある。だから人は悩むのだ。分かる気がします。
極端な話、ある程度運命的に世の中の動きは決まるような気もします。
今悩んでることも、明日になれば色んな状況が変わって解決する、なーんてこともありますね。
じゃあ、運命に任せて何にもせず暮らしてりゃいいのかと問われると、
なんとなくそれは違う気も、、しませんかね。
テストでいい点を取りたい、もっと足が速くなりたい、好きな人と仲良くなりたい、、。
人生を楽しく生きるために、色んな期待を背負って、経験して、悩んで、ぼくらは成長していくような気がします。
運命に流されてもなるようになるかもしれませんが、
必ずしも自分の納得できる方向に転がるとは限りません。
それこそ、またそこで「悩む」ことになります。
だからこそ、ぼくらは良い運命を引き寄せるためにより良い未来を期待してがんばるのです。
なんだか堂々巡りな話をしていますけども、、
何が言いたいかと言うと、もし自分がうまくいかずに悩んだ時、
「がんばれば良い未来が来るのは当然」
と考えているのではないかと、思うのです。
本来、
未来はどうなるかよく分からない。それこそ運命的。だからより良い未来を引き寄せるためにがんばる。
なんですけど、
がんばればいい未来が来るに違いない。
こう考えると、期待と現実とのギャップに苦しむことになるのでは。と思うのです。
悩んだ時、今自分はどういう期待をしてしまってるのだろう??
そう考えると意外と落ち着く時があります。
自分の行動力や能力を超えてなんとなく周りの人や環境に期待してしまってることに気づくことがあります。
まずはやることやって、そういう諸々は後からついてくればいいや、くらいの気持ちでやりましょー。
計画を立てたり結果を見据えたりすることも大事ですけど、まずは目の前のこと一生懸命取り組んでみるか、と足元を見て進んでいきますかね。
ほいではまた明日。